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レポート

【例文】レポートの書き出しのテンプレを公開【はじめにの書き方】

student report start

 

大学のレポートの書き始め方がわからないです。レポートを書こうと思っても、書き出しの部分が書けないので、めっちゃ時間がかかります。サクッと書けるようなテンプレを教えてください。

 

この記事の内容

 

  この記事を書いた人 Profile
この記事を書いている僕は社会人です。同志社大学の卒業生で、大学生活を充実させるための情報を、ブログで発信しています。

 

今回は『レポートの書き出しのテンプレ』を例文とセットで公開します。

 

書き出しのテンプレを公開

テンプレ⓪:どのジャンルでも使える

 

先に結論を書いちゃいますね。

上記のテンプレを使えばOKです。

 

「本レポートでは[レポートのテーマ]を取り上げ、その背景と意義を明らかにしつつ考察を行う。私がこのテーマを選んだ理由は[社会的背景・自分の関心・学術的意義など]により、現代において検討すべき重要な課題であると考えるためである。本レポートでは[中心となる論点や視点]から[課題・主張]を明確化し[方法や構成]に基づいて分析を行う。」

 

もちろん[レポートのテーマ][教授からの課題の出され方]で、上記のテンプレをそのまま使えないかもです。なので、いくつかのテンプレを例文とセットで解説していきますね。

 

この記事を読めば、教授から評価されるレポートが書けるだけでなく、書き出し(はじめに)をサクッと終わらせることができるので、課題をするための時間を短縮できるはず。

 

レポートの書き出しのテンプレを例文とセットで公開するよ

 

テンプレ + 例文で、わかりやすく解説します。

 

どのジャンルでも使える書き出しのテンプレ

 

まずは、最強のテンプレです。

ぶっちゃけ、わりと使えるはずです。

 

テンプレ⓪:どのジャンルでも使える

テンプレ⓪:どのジャンルでも使える

 

「本レポートでは[レポートのテーマ]を取り上げ、その背景と意義を明らかにしつつ考察を行う。私がこのテーマを選んだ理由は[社会的背景・自分の関心・学術的意義など]により、現代において検討すべき重要な課題であると考えるためである。本レポートでは[中心となる論点や視点]から[課題・主張]を明確化し[方法や構成]に基づいて分析を行う。」

 

上記のとおりですね。丸パクリOKです。

流れとしては、以下のとおり。

 

  1. レポートのテーマを提示する
  2. そのテーマを選んだ理由を書く
  3. レポートで主張する内容を述べる

 

とはいえ「テンプレだけ見ても、レポートのイメージが付かないぜ...」という大学生も多いはず。なので、上記のテンプレを使いつつ、レポートの書き出しに当てはめてみますね。

 

例文:少子高齢化

「本レポートでは[少子高齢化が日本の社会構造に与える影響]を取り上げ、その背景と意義を明らかにしつつ考察を行う。私がこのテーマを選んだ理由は[出生率の低下と高齢化が同時に進行し、労働力不足や社会保障制度の持続可能性など多くの社会的課題を引き起こしていること]により、現代において検討すべき重要な課題であると考えるためである。本レポートでは[人口構造の変化が経済・福祉・地域社会に与える影響]から[少子高齢化が社会システムに及ぼす実質的なリスクと対応策の必要性]を明確化し[統計データ・政策分析・事例研究]に基づいて分析を行う。」

 

ここまで書ければ、わりと高い評価が取れるレポートになるはずですよ。

 

テンプレ①:背景説明型の例文

 

お次は、背景説明型のテンプレです。

 

教授から出された課題の例

「テレワークによる労働の質低下の原因とその影響について述べよ。」

 

上記のような課題が出されている場合、以下のテンプレが使えますよ。

 

テンプレ①:背景説明型

テンプレ①:背景説明型の例文

 

「近年[レポートのテーマ]が社会的・学術的関心を集めている。[統計的なデータ・専門家の意見]によれば[現状の詳細な説明]が顕著となり、それに伴い[倫理的・経済的などの具体的な課題]が深刻化している。本レポートでは、こうした背景と現状認識を出発点とし[レポートのテーマ]を多角的に検討する。」

 

ちょっとややこしいかもなので、流れを簡単にまとめてみますね。

 

  1. レポートのテーマを提示する
  2. 現状をデータなどで説明する
  3. 現状の具体的な課題を示す
  4. レポートの方向性を説明する

 

こちらについても、テンプレだけだとわかりにくいので、例文も公開します。

 

例文:テレワーク

「近年[テレワークの普及が労働環境と働き方に与える影響]が社会的・学術的関心を集めている。[総務省の労働実態調査]によれば[多くの企業でテレワークが常態化しつつある一方で、社員間のコミュニケーションの希薄化や勤務評価の難しさといった課題]が顕著となり、それに伴い[生産性のばらつき、ワークライフバランスの崩壊といった組織的・個人的な問題]が深刻化している。本レポートでは、こうした背景と現状認識を出発点とし[テレワークがもたらす労働の質と働き方の変容]を多角的に検討する。」

 

書き出し(はじめに)の部分としては、わりとクオリティが高いはず。

※とはいえ、テンプレを丸パクリすれば、すぐに書けるので安心です。

 

テンプレ②:問題提起の考察系型

 

続いては、問題提起の考察系ですね。

意味不明かもなので、ちょっと補足です。

 

教授から出された課題の例

「現代におけるSNSの使い方について考察しなさい。」

 

簡単に言うと「xx を考察しなさい」という課題の出され方ですね。

 

テンプレ②:問題提起の考察系型

テンプレ②:問題提起の考察系型

 

[現代社会・日常生活・専門分野]において[レポートのテーマ]は、ますます重要性を増している。しかし[現状や一般的な認識]には[課題・誤解・見落とされがちな側面]が存在する。このような背景のもと、本レポートでは[問い・論点]を出発点として[視点・方法]から考察を行う。」

 

考察系のレポートは、大学でよく出されるので、このテンプレを使えばOK。

 

例文:SNSの使い方

「現代社会において[SNSの使い方やその影響]は、ますます重要性を増している。しかし[情報発信やコミュニケーション手段としての有用性]が強調される一方で[誤情報の拡散・依存傾向・プライバシーの軽視といったリスク]が軽視されがちである。このような背景のもと、本レポートでは[SNSの利点と問題点の両面]を問い直し[その社会的影響と適切な活用法]について多角的に考察を行う。」

 

基本的な流れは、他のテンプレと同じです。「テーマを提示する」「現状を説明する」「レポートの主張や方向性を書く」といった流れですね。

 

テンプレ③:課題解決型の例文

 

最後は、課題解決型のテンプレです。

 

教授から出された課題の例

「日本の教育制度における課題とその改善策について述べよ。」

 

こちらもレポートあるあるですよね。

そして、テンプレと例文は、以下のとおり。

 

テンプレ③:課題解決型

テンプレ③:課題解決型の例文

 

[現代社会・特定分野]において[レポートのテーマ]は重要な役割を果たしている。しかし[現状の説明・統計・事例]から明らかなように[具体的な課題・問題点]が存在しており、早急な対応が求められている。本レポートでは、この問題の背景と要因を分析した上で[改善策・提案内容]について検討する。」

 

課題解決型も、よくあるテーマですね。

流れは、以下のようなイメージです。

 

  1. レポートのテーマを提示する
  2. 現状の説明と課題を指摘する
  3. 課題を解決する改善策を提示する

 

上記の流れをベースにしつつ、例文もご紹介しますね。

 

「現代社会において[初等・中等教育を中心とした教育制度]は、次世代の育成において極めて重要な役割を果たしている。しかし[画一的な学力重視の方針や、過度な受験競争]といった現状の問題点が指摘されており[子どもの多様な個性や能力が十分に活かされにくい環境]が課題となっている。本レポートでは、この問題の背景と要因を分析した上で[柔軟なカリキュラム編成・評価制度の見直し・教育現場への支援体制の充実]といった改善策について検討する。」

 

課題解決型のテンプレは「ザックリとしたテーマを書く」「いま起こっている課題を書く」「じゃあ、課題を解決できるためにできることを書く」の3ステップが定番ですね。

 

大学で評価される、レポートの書き出し(はじめに)の書き方

 

結論、書き出しは3ステップで書けばOK。

 

  1. レポートのテーマを提示する
  2. そのテーマを選んだ理由を書く
  3. レポートで主張する内容を述べる

 

では、順に解説をしていきますね。

 

手順⓪:レポートの書き出しの例文を見よ

 

まずは、完成形のイメージからどうぞ。

 

完成形の書き出し(はじめに)の部分

手順⓪:レポートの書き出しの例文を見よ

 

3つのパートに分かれているので、それぞれ順番に解説をしていきますね。

 

手順①:レポートのテーマを提示する

手順①:レポートのテーマを提示する

 

はじめに、レポートのテーマを書けばOK。

 

例文に当てはめてみます

「本レポートでは、現代社会におけるSNSの使い方とその影響を取り上げ、その背景と意義を明らかにしつつ考察を行う。」

 

上記のとおりでして、ハイパー簡単です。

なお「そもそもレポートのテーマってなに?」と気になる人も多いかもです。

 

解決策:教授からの課題を見る

「現代におけるSNSの使い方について考察しなさい。」

 

授業中に配られるプリントとか、教授からのメールなどで、課題の内容やテーマが書かれていますよね。上記の場合だと、テーマとしては[現代におけるSNSの使い方]です。

 

手順②:そのテーマを選んだ理由を書く

手順②:そのテーマを選んだ理由を書く

 

お次は、テーマを選んだ理由ですね。ここが少し難しく感じちゃうかもです。

 

理由 = 問題 と考えてOKです

基本的に、レポートの流れとして[こういった問題があります][その問題は、これで解決できます]という順に書くのがテンプレです。

 

つまり、テーマを選んだ理由は「テーマが抱えている問題」と考えてOK。

 

たとえば、先ほどの『現代におけるSNSの使い方』がテーマであれば、そのテーマが抱える問題として、下記が挙げられますよね。

 

  • SNSが生む間違った情報による拡散
  • SNS上での自己表現と心理的な影響
  • SNSの利用ルールやモラルへの教育

 

これらをレポートの書き出し(はじめにの部分)に当てはめてみます。

 

例文:テーマを選んだ理由

「私がこのテーマを選んだ理由は、SNSが誰もが情報を自由に発信・共有できる場として急速に発展する一方で、真偽不明の情報が瞬時に拡散され、混乱や偏見を生むリスクが増大している現状により、現代において検討すべき重要な課題であると考えるためである。」

 

このあたりについては[テーマ名 課題]とかでググれば、情報が出てくるので、参考にすればOKです。

 

手順③:レポートで主張する内容を述べる

手順③:レポートで主張する内容を述べる

 

主張と聞くと難しく聞こえるかもです。とはいえ、レポートにおける主張って「レポートはこんな方向性で、これを書きますよ。」と書き出し部分で説明すればOKです。

 

例文:レポートでの主張内容

「本レポートでは、SNS上の誤情報の特性と拡散メカニズムという視点から、社会に与える影響とその抑制に向けた課題を明確化し、国内外の実例や報告書をもとにした分析に基づいて検討を行う。」

 

なお、書き出し内の主張としては、以下をポイントにするといいかもです。

 

  • どういった視点でレポートを書くか
  • どんな課題や問題を明確にするのか
  • どういった方法で課題を解決するか

 

ぶっちゃけ、ここが書き出しの中で1番時間のかかる部分なので、じっくり考えてOK。とはいえ、ここをハッキリさせておけば、書き出しを書いた後、サクサクっとレポートが書けるはずです。

 

というのも、ここでレポートの方向性や内容がハッキリするからですね。

 

逆に、この書き出し部分がフワフワしていると、なかなかレポートが書けないかもです。なんせ、何を書けばいいのかわからなくなるからですね。なので、じっくりと時間をかけてOKです。

 

補足:書き出しは、短めの文章でOK

 

レポート全体の割合とか文字数的なことをまとめたので、共有しますね。

 

レポート全体の割合

レポート全体の割合

 

割合の目安 2,000文字の場合
序論(書き出し) 10% (200文字くらい)
本論(中心部分) 70% (1,400文字くらい)
結論(まとめ) 20% (400文字くらい)

 

レポートの書き出し(序論)は、全体の10%ぐらいが目安かなと思います。逆に書き出しで10%を越えちゃうと、教授から「書き出しで文字数稼ぎをしてるんじゃね?」と思われて、評価が下がる可能性ありなので注意です。

 

なお、補足ですが「結論(まとめ)の部分は20%くらい」ですよ。

 

結局のところ、大学のレポートで重要なことは[本論(中心部分)]なので、この部分が70%よりも低くなっちゃうと、レポートの評価が下がる可能性ありです。

 

レポートの書き出し(はじめに)を書くときの4つのポイント

 

書き出しを書くポイントですね。

 

  1. 大学から指定されたテーマに沿う
  2. はじめに(序論)は最後に書く
  3. タイトルと書き出しを連携させる
  4. 書き出しで文字数稼ぎをしない

 

上記の4つを意識すればOKです。

というわけで、1つずつ解説をしていきます。

 

その①:大学から指定されたテーマに沿う

 

大前提っぽいですが、わりと注意です。

 

テーマだけでなく、ルールも見る

授業によって、下記のように指定されているケースが多いですよね。ここをミスると、評価が下がるので注意。

 

  • 文字数は1,200文字から2,000文字
  • 文字の大きさやフォントの種類
  • 数字などのデータは引用元を書く
  • あなた自身の考えや主張を入れる
  • レポートの文末に参考文献を書く

 

たとえば、僕が卒業した同志社大学だと、レポートの表紙が決められていたり、文字のフォントサイズ(文字の大きさ)が決められていたりしました。

 

このあたりは、教授からのメールや授業プリントを確認しつつ『 ペンマーク 』などのアプリで、シラバスという授業ガイドを見てもいいかもですね。

›› ペンマークをインストールする

 

ペンマーク 時間割アプリ

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その②:はじめに(序論)は最後に書く

 

レポートって、実は上から順に書く必要なしですよ。

 

最後に序論を書くのがおすすめ

最後に序論を書くのがおすすめ

 

書き出し(はじめに)の箇所って、レポート全体のまとめ的なやつですよね。そのため、無理に最初に書く必要ないんですよね。

 

むしろ、後から書いた方がまとめるだけなので、サクサクっと書けちゃうケースが多いです。

 

今の時代はAIが優秀です

本論と結論を書いた後、序論(書き出し)については、AIを活用すればOK。

 

「下記は[レポートのテーマ]をベースに書いたレポートです。本論と結論の内容を軸に、序論を書いてください。〜〜〜 レポートの本論と結論を書く 〜〜〜」

 

上記はAIに指示を出すときのプロンプト(= テンプレ)でして、そのまま使ってしまってOKです。

 

その③:タイトルと書き出しを連携させる

 

レポートを読むときって「タイトル見る」「書き出し読む」の順ですよね。

 

つまり、タイトルと書き出しの相性は、ハイパー重要なんですよね。

 

ちょっとイメージしにくいかもなので、具体例を出しつつ、解説します。

 

タイトル

「SNSにおける誤情報の拡散とその社会的影響」

 

書き出し

「私は普段からInstagramやX(旧Twitter)を使っており、友人と写真やニュースを共有している。SNSは日常生活に欠かせない存在であるが、ときには使いすぎてしまうこともある。」

 

SNSというテーマは同じかもですが、まったく方向性が違いますよね。とはいえ、タイトルと書き出しの連携って、わりと簡単だったりします。

 

解決策:タイトルは後から付ける

タイトルと書き出しの内容がズレる原因は『タイトルを先に書くから』なんですよね。つまり、タイトルを書いた後に、書き出しを書いちゃうから、内容がブレブレになる感じです。

 

そのため、書き出しを含めたレポートを先に書きつつ、後からタイトルです。

 

なお、レポートのタイトルは10秒くらいあれば、考えることができまして、このあたりについては【簡単】レポートのタイトルの付け方 + 書き方を良い例を使って解説でまとめているのでどうぞ。

 

ぶっちゃけ、レポートのタイトルで悩む時間は、超モッタイナイですよ。先にレポートを書きつつ、後から秒速でタイトルを付ければOK。意外とレポートって、サクッと終わる課題だったりします。

 

その④:書き出しで文字数稼ぎをしない

 

繰り返しですが、レポート全体の文字数の割合は、下記画像のとおり。

 

レポート全体の割合

レポート全体の割合

 

割合の目安 2,000文字の場合
序論(書き出し) 10% (200文字くらい)
本論(中心部分) 70% (1,400文字くらい)
結論(まとめ) 20% (400文字くらい)

 

あくまで目安ですが、序論(書き出し)と呼ばれる部分は、レポート全体の文字数から考えて10%くらいがベストかなと思います。これが20%とか30%になると、たぶん単位を落とします。

 

というのも、レポートは本論(中心部分)がわりと命でして、ここの割合が少なすぎると、中身がないレポートになってしまうからですね。

 

とはいえ、書き出しの部分での文字数稼ぎはNGですが、本論(中心部分)での文字数稼ぎはOKです。詳しくは【簡単】レポートで使える文字数稼ぎの方法5選【文字数ごとの稼ぎ方】という記事で、5つくらいテクニックをまとめています。

 

実際、僕はレポート課題が得意というか大好きでして、テスト勉強とかよりも楽だったんですよね。なんせ、ルールを守りつつ、文字数稼ぎをすれば、サクッと単位が取れちゃうからです。

 

なので、上記の記事をベースにしつつ、文字数稼ぎをしつつ、単位を取りまくってくださいませ。大学3年生の春とか秋くらいまでに、卒業単位を取り切れると、人生がイージー化します (`・ω・´)

 

まとめ:レポートの書き出し(はじめに)は、テンプレを使おう

 

今回は『レポートの書き出しのテンプレ』を例文とセットで公開しました。

 

書き出しのテンプレを公開

テンプレ⓪:どのジャンルでも使える

 

レポートに正解はないですが、上記のテンプレを書き出しで使えば、低評価のレポートになる可能性は低めです。100点じゃないかもですが、普通に良い評価は取れるはずですよ。

 

ぶっちゃけ、大学のレポートで『ルールを守ること』が1番重要だったりします。たとえば「提出期限までに提出する」とか「文字のサイズや種類を守る」とかですね。

 

このあたりって意識すれば絶対にできることなので、授業中に配られたプリントや教授からのメールなどをベースにしつつ、ルールを守りつつ、レポートを書いていきましょう。

 

というわけで、今回は以上です。

 

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